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ECサイトとは?簡単にできる構築方法を実例をもとにご紹介
ネットショップとの違い
「ECサイト」と「ネットショップ」には、何の違いがあるのでしょうか。
答えを先に述べると、ECサイトとネットショップは事実上、同一のものを指します。
これらは、インターネットを利用して商品を取り扱う店舗のことを指す言葉です。
その他、「オンラインショップ」や「ネット通販」「ECモール」など、類似の言葉が存在しますが、基本的には同じ概念を表します。
では、なぜこのような複数の言葉が存在するのでしょうか。
それは、サイトの制作や管理をする側と、そのサイトを利用する顧客側での呼び方が異なることが一因とされます。
例えば、WEBサイトの制作や管理者は、他のサイトとの差別化や、リアルの店舗との違いを明確にするために「ECサイト」という言葉を使うことが多いです。ちなみに、私自身もかつて接客の仕事をしていたことがあり、店舗で受け取る荷物に「EC」と書かれていることに戸惑ったことがあります。笑
そんな経験を踏まえると、「ECサイト」という言葉は、業界の外の人々にはまだ一般的でないかもしれません。
では、「ECサイト」と同じ扱いでどのようなサイトがあるのかを紹介いたします。
7つの種類・ビジネスモデルを実例で紹介
❶ 自社ECサイト
自社独自のECサイトを指します。
企業やブランドが独自に運営するオンラインショップで、自社の商品やサービスを直接消費者に提供します。モール型とは異なり、全ての運営や管理は自社で行います。
❷ 単品ECサイト
この形式のECサイトは、特定の1種類の商品だけを専門的に取り扱います。
例えば、ある特定のブランドの時計や、ある特定のガジェットのみを販売するサイトがこれに該当します。特定のニッチな市場やターゲットに特化しているため、その商品に関する情報やサービスが充実していることが多いです。
❸ ショッピングモール型のECサイト
Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどが代表的なモール型ECサイトです。
多くの事業者がこのモール内に店舗を構え、各店舗が独自の商品を出品・販売します。ユーザーは一つのサイト内で様々な商品を一括して検索・購入することができ、便利性が高まります。
❹ 越境ECサイト
越境ECサイトは、国境を越えて商品を販売するECサイトの形式を指します。
たとえば、日本の商品を海外の消費者に向けて販売する場合や、逆に海外の商品を日本の消費者に向けて販売する場合などがあります。通常、通貨や配送、関税などの問題が伴うため、それに対応したシステムやサービスが求められます。
❺ ダウンロード販売のECサイト
これはデジタルコンテンツを主体としたECサイトの形式です。
ユーザーは物理的な商品を購入するのではなく、電子書籍、動画、音楽などのデジタルファイルを直接ダウンロードして利用します。この形式のメリットは、在庫管理の必要がないことや、全世界からアクセス可能であること、即時の商品提供が可能であることなどが挙げられます。
❻ 定期販売・頒布会のECサイト
定期的に商品を販売する形式のECサイトです。
例として、健康食品やプロテインなど、一定の周期での購入が必要な商品や、季節ごとのグルメ食品の詰め合わせなどを扱う事業者向けのECサイトが考えられます。
❼ マルチチャネル型のECサイト
この形式は、企業が複数のECサイトを運営する考え方を指します。
例えば、自社ECサイトとショッピングモール内の店舗を併せ持つなど、異なる販売チャネルを複数持つ形式です。これにより、多様な顧客層へのアプローチや、販売機会の拡大を図ることができます。
EC市場は成長しているのか?
日本国内のEC市場は、2020年から2021年にかけて7.35%増加し、20.7兆円になりました。これは2019年よりも大きい規模です。
日本国内のEC市場は、直近10年間で平均成長率8.7%を記録し、22年連続で成長しています。2026年には約29.4兆円に達すると予測されています。
EC市場の成長率は、2020年と2021年に新型コロナウイルス感染症拡大の影響で拡大しましたが、2022年には伸び率が鈍化しました。
EC市場の分野別の成長率は次のとおりです。
- BtoB-EC市場規模は372.7兆円で前年比11.3%増
- CtoC-EC市場規模は2兆2,121億円で前年比12.9%増
- BtoC-EC市場規模は20.7兆円で前年比7.35%増
物販系ECは市場全体の64.2%を占めています。
ECサイトで重要な点は UX / UI とデザイン
ECサイトでは、ユーザーが快適にショッピングを楽しめるかどうかが売上を左右する重要なポイントとされています。多くの方がECサイトでの UX / UI の役割を認識している一方で、具体的な意義についての理解はまだ浅いかもしれません。
UI(ユーザーインターフェース)デザインとは、Webサイトの「操作のしやすさ」「認識のしやすさ」など、ユーザーにとって使いやすさを追求するデザインです。
優れたUIデザインとは、「ユーザーに考えさせない(Don't make me think)」デザインであるとされています。ユーザーが感覚的に情報を理解し、操作できるデザインということです。
ECサイトで考慮すべきUIデザインには、次のようなものがあります。
- サイト全体の構成
- 商品の見せ方
- 写真の置き方
- 商品検索ツール
- アイコンの配置
- 文字
- 操作・機能性
- サイトの目的やテーマが一目で伝わるデザイン
UIデザインを考える上で、色彩やサイト構成の知識、XD、Figma などのデザインツールのスキルが求められます。
以下で、UX / UI がECサイトにおいてなぜ重要なのかを明らかにします。
ユーザーの第一印象を強化
目的:ユーザーをサイト内に長く留め、多くの商品を回遊し認知いただく
説明:使いやすく、デザインが洗練された UX / UI はユーザーに信頼感を与え、サイト滞在時間を延ばす可能性が高まります。このため、ユーザーの不必要なサイト離脱を減少させるために、質の高い UX / UI は欠かせません。
購入体験の向上
目的:ユーザーが無駄なく、楽しく購入を行えるようにする
説明:UX / UI が適切に設計されていると、商品の検索や閲覧がスムーズになり、ユーザーはストレスなくショッピングを楽しむことができます。この結果、カートへの商品追加や決済の確率も増加します。従って、ユーザーに快適な購買体験を提供することは、ECサイトの繁栄のための鍵となります。
以上のポイントから、UX / UI はECサイトの成功にとって必要不可欠な要素であることが分かります。
ECサイトの5つの構築方法:自社に合う構築法は?
タイプ |
初期費用 |
月額費用 |
メリット |
デメリット |
---|---|---|---|---|
ASP |
0~10万円 |
数千円~数万円 |
すぐにECサイトが作れる |
カスタマイズ不可 |
クラウドEC |
数百万円~ |
数十万円~ |
システムが常に最新 |
オンプレミスが不可 |
オープンソース |
数千円~数十万円 |
個人:数千円~企業:数十万円~ |
安くカスタマイズ可能 |
セキュリティが弱い |
ECパッケージ |
数百万円~ |
数十万円~ |
フルスクラッチより安い |
システムが古くなる |
フルスクラッチ |
数千万円~ |
数十万円~ |
全て実現可能 |
システムが古くなる、コストが高い |
ASP (Application Service Provider)
対象者:初めてECサイトを作る企業、個人事業者、中小企業
メリット
- 月額費用が数千~数万円とリーズナブル
- 最短30分でECサイトをオープン可能
- デザインの自由度が高い(特に有料ASP)
- システムが常に最新
- トライアルでの導入に費用対効果が高い
- 一部のASPは商品登録数10,000点以上対応
デメリット
- カスタマイズやシステム連携が限定的
- 売上が1億円を超える大規模ECサイトには不向き
ASPは初めてのECサイト作成や小規模なビジネスに向いていますが、大規模なビジネスやカスタマイズが必要な場合は、オープンソースや他のシステムを検討する必要があります。選択する際は、費用対効果や将来的な拡張性、セキュリティ対策などを総合的に考慮しましょう。
ASPのECサービスは、値段の安さだけでなく、機能も拡充されており、デジタルコンテンツの販売や後払い決済などの要望に応じることができます。ただし、ASPの最大のデメリットとして、システム連携や独自のカスタマイズができない点が挙げられます。売上が急増すると、効率的な業務遂行が困難となり、人件費が増加するリスクがあります。
オープンソース
対象者:個人から企業まで、技術力を持つ利用者
メリット
- 無料で利用可能
- カスタマイズやシステム連携が可能
- デザインの自由度が高い
- 有名なオープンソースには多くのプラグインや情報が提供される
デメリット
- システムが古くなる可能性
- カスタマイズ後の更新が難しくなる
- 大規模障害やバグの責任が利用者側にある
- 実際の運用費用は無料ではない
- システムのセキュリティが弱い
オープンソースのECサイトは、無償で利用できるサービスであり、技術的な背景がある場合、高度なカスタマイズが可能です。ただし、セキュリティが弱いというデメリットがあり、特にECサイトの場合、クレジットカード情報などを扱うため、セキュリティの脆弱性が大きな問題となり得ます。適切な対策が求められます。
年商1億円以上の中・大規模の企業にオススメのECパッケージ
「ECパッケージ」とは、年商1億円以上の中・大規模の企業が主に利用する、ベンダーが提供するECシステムのことを指します。これは一般的なASPとは異なり、企業ごとのカスタマイズが前提とされるツールです。
ECパッケージの特徴
- カスタマイズ性
システム連携や独自のデザインが可能です。基幹システムや在庫管理・物流システムとの連携も前提とされています。 - 低コスト
フルスクラッチ開発に近いカスタマイズ性を持ちつつ、フルスクラッチよりは低コストで導入が可能です。 - ベンダーのサポート
ECのノウハウを熟知したベンダーが開発を担当し、経験が豊富です。
ECパッケージのメリット
- カスタマイズやシステム連携が容易であり、中・大規模の企業に適している
- システムリニューアルが必要なく、長期的に安定して利用できる
- 初期導入時にカスタマイズを行わず、デフォルト機能のみでローンチし、後から必要に応じてカスタマイズを加えることが可能
しかし、ECパッケージにもいくつかのデメリットが存在します。
ECパッケージのデメリット
- システムの陳腐化
5年も経過すると、システムの更新やリニューアルが必要になる可能性が高まる - 開発費用
一定のコストがかかるため、年商1億円未満の企業には導入コストが高いと感じる場合がある - サーバー関連
自社サーバーを使用する場合、メンテナンスやセキュリティの調整が必要になる
近年、企業の間でクラウドへの移行が進行しており、クラウドベースのECも要望が増えてきました。これに対応して、多くのECパッケージベンダーがクラウド型のECサービスをリリースしています。
以上の点を考慮すると、ECパッケージは中・大規模の企業に最適なECシステムであると言えます。しかし、長期的なビジョンや、具体的な要件に基づいて、最適なECシステムの選択が求められます。
クラウドEC
クラウドECは、カスタマイズが容易で、システムも常に最新の状態を保つことができます。ASPとは異なり、各企業ごとのカスタマイズが行えるのが特徴です。
クラウドECのメリット
- システムが日々新しい状態に更新される
- カスタマイズや他のシステムとの連携も、ECパッケージ同様に行える
- デザインの自由度が高い
- 長期にわたりシステムのリニューアルの心配が不要
- 新しい技術トレンド、例えば「スマホ対応」などにも自動で適応する
- サーバーの保有が不要
- このように、クラウドECはECパッケージが抱える「システムの陳腐化」という問題を解消。その上で、カスタマイズの柔軟性も確保できる
クラウドECのデメリット
しかし、全てがメリットばかりではありません。以下のような課題や制約も考慮する必要があります。
- オンプレミスが必須となる企業では導入が困難
- ソースコードが非公開で、企業側から見ると内容が不明瞭
- ECパッケージと比較して、同程度の開発期間や費用が必要
主に、年商1億円以上を持つ企業が導入を考慮するターゲットとなっています。そのため、開発に関する費用はそれなりに高額になります。
クラウドECは、フルスクラッチのような高度なカスタマイズ性を持つため、年商30億円~100億円の企業からも注目を集めています。私たちのサービス「ebisumart」も、このような規模の企業からのお問い合わせが増加しています。
フルスクラッチ開発
フルスクラッチ方式は、一時期中大規模ECサイトの開発における主流でした。しかし、最近ではECパッケージの進化やクラウドECの登場により、フルスクラッチの採用の理由が少なくなってきました。それでは、どのような点がフルスクラッチの強みとして挙げられるのでしょうか?
フルスクラッチのメリット
- 要件に合わせた自由度の高いサイトの実現
- 多様なシステム連携やカスタマイズが可能
- デザインの自由性
- 自社開発時の迅速な障害対応
- ITとマーケティングの協力による売上最大化
大手ECサイトの多くはフルスクラッチを採用していますが、これは予算や開発力だけでなく、優れたマーケティングとIT部門との連携による高速PDCAの採用のためです。特にカート周りの改善は、マーケティングとITの緊密な連携が必要です。
フルスクラッチのデメリット
- システムの早期の陳腐化
- 費用と期間が長大
- ITベンダーによるシステムの一元管理
- パッケージやクラウドECで実現可能な範囲も存在
特に大手以外の企業においては、コストや期間の観点からECパッケージやクラウドECの採用が一般的です。
フルスクラッチの強みは「システム改善の速度」や「緊急時の対応力」にあります。しかし、フルスクラッチの真価を発揮できるのは、ZOZOTOWNなどの大手企業に限られるのが実情です。そのため、多くの企業にとっては、フルスクラッチ方式の採用は現実的ではないかもしれません。多くの企業にとって、現実的な選択肢としてECパッケージやクラウドECが前面に出てきています。
ECサイト制作会社を活用するメリット・デメリット
Web制作会社にECサイトの制作を依頼する場合、いくつかのメリットが見られる一方、注意点も考慮する必要があります。以下、その主要なポイントを詳しく述べます。
メリット❶ 高い品質のサイトの提供
Web制作の専門家に依頼することで、期待以上の品質のECサイトを得ることが可能です。経験豊富な制作会社は、ユーザーの視点を重視した設計やデザインの提供が期待できる。また、SEOの専門知識を持つ会社も存在し、これにより検索エンジンからのトラフィック増加を見込むことができます。
メリット❷ セキュリティの向上
ECサイトはセキュリティが非常に重要です。Web制作会社はこの領域の専門知識を持つため、自分でサイトを作成するよりも、より高いセキュリティを確保できる。
メリット❸ 本業に専念できる
外部の専門家にサイト制作を依頼することで、社内のリソースは主要業務に専念でき、従業員の作業負荷が軽減されます。
メリット❹ 計画的なサイト制作
外部会社に依頼する場合、設定された期間内に品質を確保してサイトを制作してもらうことが期待できます。このため、計画通りのスケジュールで進行することが大きなメリットとなります。
デメリット❶ 費用の発生
外部の専門家にサイト制作を依頼する際は、その費用を考慮する必要があります。制作費は、サイトの規模や選択するシステムによって大きく変わる可能性があります。
デメリット❷ 即時の更新が難しい
外部の制作会社に依頼していると、サイトの更新や変更をすぐに行うことが難しくなる場合があります。これは、更新の都度制作会社との連絡が必要となるためです。
選び方ポイント:制作実績がある会社を選ぶ
少なくとも、ECサイト構築における3件以上のサイト制作実績がある企業を選ぶことをお勧めします。WordpressやEC-CUBEでの経験はあってもShopify等中規模以上の経験がないWEB制作会社だと、ECサイト特有のアプリやルールを知らないため、運営中に問題に直面することも考えられます。依頼を考える企業がECサイトでどれほどの実績を持っているか、しっかりとチェックしてください。
例えば、メタフェイズでは、個別カスタマイズや個別開発にて、一般的なECサイト構築で「できない項目」を「要件に応じカスタマイズを検討」できます。お客様の要望に合わせて、自由にカスタマイズまでできる会社を選定することで、より実現したいこと形式に近づけます。
ECサイト制作のための3つのステップ
ステップ❶ 必要機能の明確化とビジネスフローの確認
ECサイトを作るにあたって、最初のステップは希望する機能のリストアップです。
どの決済方法を使用するか、注文後のメール通知を行うか、問題が発生した場合の自動的な対応など、提供したいサービス内容を一覧化します。
ビジネスフローとは、こういった機能の実際の動きや処理の流れを図で示すものです。例えば「受注」「見積り」「発注」など、日常業務の一連の流れを図にすることで、明確にします。
各プロセスの意味や関連データ、具体的な作業内容を示しながら、関連性を矢印や線で示します。
ステップ❷ デザインの方向性
機能と業務フローが定まった後、UIのデザイン段階に進みます。
初期段階では、シンプルなUIデザイン、いわゆるモックアップを作成します。このモックアップの基本となるUIの流れや関連性が確定すれば、それを基にした画面の一覧を作成し、デザインを依頼します。UIがある程度確定してからデザインを依頼すると、デザインの修正が少なくなり、コストを抑えることができます。
デザインを依頼する際、主要な色の指定やサイトの全体的なイメージ(例:明るい、スタイリッシュ等)を伝えることもあります。
ステップ❸ 支払い・配送オプションの選択
様々な決済方法が存在しますが、クレジットカード決済が主流です。しかし、カードを持っていない人向けに、銀行振り込みや代引きも考慮すべきです。
配送オプションの選択では、指定時間帯の配送やギフトラッピングなどのサービスを提供するかを確認します。
複数の商品を注文した場合、一括配送するのか、それぞれが準備でき次第配送するのかを検討します。また、商品の配達後に配送状況をトラッキングできるサービスを提供するかも、考慮ポイントの一つです。
ECサイトの効果的な運営方法
ECサイトの成功のためには、制作して終わりではなく、運用も同じほど重要となります。運用がおざなりなECサイトは、顧客の信頼を失い、一瞬にして顧客を失ってしまうためです。
運用におけるポイントを5つにまとめて、それぞれ簡潔にご紹介します。
❶ 商品説明の記載
・画像掲載は必須
・商品の良さだけでなく欠点も記述
・購入者に安心感を提供する情報提供が必要
・返品や支払い方法などを明確に伝えること
・商品の発送時の丁寧な梱包や通知も重要
❷ ECサイトの定期的な更新
・ページの快適性とサーバーの安定性が求められる
・定期的なサーバーメンテナンスと速やかなトラブル対応
・商品情報の定期的な更新や新しいコンテンツの掲載
❸ 売り上げ、商品発送管理
・顧客が商品購入後、入金確認が取れたら発送を行う流れの構築
入金確認は迅速に行い、トラブルを防ぐ事がポイントとなります。読むと当たり前に見えますが、お金周りのコミュニケーションは即時対応を行うことが非常に重要となります。
❹ サポート業務
・顧客からの問い合わせへの迅速且つ丁寧な対応が必要
・Web接客ツールの導入を検討して、ユーザーの問題を解決
❺ マーケティング業務
・広告やコンテンツ制作、SNS活用などの広報活動
・サイトのアクセス解析を行い、UX / UI 改善を進める
ECサイトの集客数を伸ばすためのポイント
集客を向上させるには、新しい取り組みとともに、サイトの活用方法も鍵となります。次の5つのキーポイントに注意を払って実践してみましょう。
ターゲットの明確化
ターゲットを特定しない限り、効果的な集客は難しいです。例えば、10~20代の女性をターゲットに化粧品を販売している場合、Facebookの広告は効果が薄いかもしれません。ターゲット分析には店舗での経験や、オンラインのレビューやSNSの情報を使用します。
口コミの促進
良質な口コミは、集客の大きな武器となるでしょう。顧客にクーポンや特典を提供して、口コミを書いてもらう取り組みを強化します。ただし、最終的には質の良い商品やサービスが基本となります。
ECサイトの掲載数・内容を充実させる
販売を目的とするECサイトでも、商品の背景や使い方などの情報を提供することで、購買意欲を刺激します。単に商品を並べるだけのサイトよりも、詳細な情報を提供することで、購入を検討している人々の心をつかむことができます。
実店舗も有効活用
実店舗がある場合、オムニチャネル戦略としての活用は強力です。ECサイトと実店舗でのポイント共有や、Web注文後の店舗受け取りなど、顧客の利便性を高める取り組みが効果的です。
大手ECモールも活用
自社サイトだけではなく、Amazonや楽天市場などの大手ECモールを使用することで、集客の幅を広げることが可能です。ただし、ECモールの収益を自社サイトの発展に再投資する戦略が望ましいです。
これらのポイントを踏まえ、集客戦略を練り直すことで、より多くの顧客を自社サイトに引き付けることが期待できます。
お問い合わせ
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